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船底塗料用長期船底保護添加剤                                  English  

FAQ



[Q]


フジツボガードは、どんな船底塗料に混ぜても効果が出ますか?



[A]


フジツボガードは、水和分解型(自己研磨型・自己消耗型・自己崩壊型・自己摩耗型)船底塗料に適しています。加水分解型(特にヤマハパワープロテクター黒缶)及びシリコーン型船底塗料には適しません。
加水分解型船底塗料は、水和分解型船底塗料よりも価格は割高ですが、フジツボガードは安価な水和分解型用に開発されていますので、水和分解型での使用ならば、高価な船底塗料でも絶対に得られない長期間継続したフジツボ付着防止効果を得ることができます。

※最大の付着防止効果を発揮するフジツボガード推奨船底塗料は、推奨船底塗料でご確認下さい。


[Q]


本当にフジツボガードは、フジツボ付着防止効果が持続するのですか?



[A]


効果の持続性は、フジツボガードを混ぜて塗布した塗膜の厚みに比例し、水和分解型(自己消耗型)船底塗料にフジツボガードを混ぜることによって、特殊表面処理でタイムカプセル化されたフジツボガードが、海中での塗料の分解と共に塗装表面に現れ続けることでフジツボやイガイ類の付着を防止していますので、塗膜が残っている間は効果を発揮し続けます。したがって、塗料が完全溶出した部分や剥げた部分には効果がありませんので、効果を長期間持続させるためには、二度塗り以上を推奨します。
(二度塗り以上でも、船の稼働率や船底塗料の性質により、塗料の分解期間に長短が生じます。)
ヤマハ・パワープロテクター黒缶など一部の加水分解型船底塗料は、フジツボガードを添加すると環境により塗膜の分解が通常より早くなる場合がありますので、安定した効果が発揮できる水和分解型船底塗料でご使用下さい。


[Q]


フジツボガードは、船底塗料のように使用する海域によって効果に差が出ますか?



[A]


フジツボやイガイ類は、その幼生時に船底に付着しますが、海域によって幼生の活性に差があり、船底塗料の亜酸化銅などの「毒」を基にした防汚機能は、その幼生の活性によって効果に差が出ます。
河川合流のない外海に面した海水域では塩分濃度などが濃く、そのことによって幼生の活性が抑えられるので「毒」の効果が出やすく、内湾で河川合流のある海水域では、幼生の活性が盛んで「毒」の効果が及ばず、付着率が高まってしまいます。
したがって、その効果は幼生の活性力に左右されるので、船底塗料だけの場合、海域によって効果に差が出る結果となっています。
フジツボガードは、幼生の活力を奪う(弱らせる)のではなく、幼生の付着機能自体を無効化させます。したがって、フジツボガードを船底塗料に添加すると、その効果は幼生の活性力に関係なく発揮されるので、海域によって付着防止効果に差が出ることはありません。


[Q]


フジツボガードに使用期限はありますか?また、使用して残ったフジツボガードは翌年も使えますか?



[A]


未開封で密閉された状態ならば、使用期限はありません。使用後の残りは、パッケージ内の空気を抜き上部のチャックをしっかりと閉め、密閉した状態で直射日光が当たらない場所に保管して下さい。そうすれば開封後約2年間は効果を損なうことなく使用できます。


[Q]


フジツボガードを混ぜた船底塗料が残りましたが、その塗料は翌年も使えますか?



[A]


塗料缶のフタをしっかりと閉めて、密閉した状態で保管して下さい。塗料が硬化していなければ、翌年も効果を損なうことなく再使用できます。再使用の際には、必ずよく撹拌してからご使用下さい。


[Q]


フジツボガードは、すべての船舶に使用できますか?



[A]


アルミ及び軽合金製船舶には適しませんが、アルミ・軽合金船専用プライマーを使用すればご使用いただけます。また、アルミ及び軽合金以外のFRPや鉄(鋼)、木製などの船体材質船舶には問題なくご使用いただけますので、フジツボ対策に最適です。


[Q]


フジツボガードは、プロペラ・シャフト用防汚塗料に混ぜて使用できますか?



[A]


フジツボガードは、船底塗料だけではなく、ペラクリンなどのプロペラ用保護材に混ぜても効果が出ます。その際には2液目に通常(容量に対して3%、100mlなら3g)より多めに混ぜて下さい。(100mlなら6〜10gくらい、2液目がダマにならない範囲で)


[Q]


フジツボガードを混ぜた船底塗料をドライブやシャフト等の金属部分に塗っても問題はありませんか?



[A]


フジツボガードは製品の性質上、アルミニウム、亜鉛、真ちゅう、黄銅及びステンレスに、フジツボガードを混ぜた船底塗料をこれらの金属に直接塗布すると、腐食を引き起こす恐れがあります。ドライブユニット等がこれらの金属製の場合は、下地にプライマーもしくはこれらの金属に対応する、フジツボガードを加える前の亜鉛アクリルタイプ船底塗料を塗布後ならば、その上からフジツボガードを混ぜた船底塗料を塗布することは可能です。
(直接これらの金属に、フジツボガードを混ぜた船底塗料が触れなければ問題ありません。)
鉄(鋼)部分へのフジツボガードを添加した亜鉛アクリルタイプ船底塗料の直接塗布は、まったく問題ありません。しかしながら、フジツボガードは船底塗料用添加剤ですので、船底以外に塗布される場合は、自己責任でご利用下さい。

※銅アクリルタイプ(亜酸化銅タイプ)の船底塗料は、フジツボガードを添加しなくとも金属に対して電蝕を引き起こしますので、金属部への直接塗布はお避け下さい。